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歳出総額 494.1兆円
うち一般会計 82.2兆円
特別会計への繰入額 47.7兆円
純計額 34.5兆円
うち特別会計 411.9兆円
特別会計の会計間取引額 85.2兆円
特別会計内の勘定間取引額 17.0兆円
一般会計への繰入額 0.8兆円
借換債の債務償還費 103.8兆円
純計額 205.2兆円
特別会計純計額内訳 (205.2兆円)
債務償還額・利払費等 88.6兆円
地方交付税・地方特例交付金等 19.3兆円
財政融資資金への繰入れ 31.3兆円
年金給付費・健康保険給付費等 51.7兆円
その他事務・事業費等 14.3兆円
【17年度予算における具体例】
・ NTT株式売却収入を活用した無利子融資制度は、廃止に向け、現在計画されている案件に限り措置することとし、一般会計繰入を縮減
(NTT無利子貸付金:710億円(対前年度▲277億円))
【産業投資特別会計(社会資本整備勘定)】
・ 麦政策の見直し等により収支改善を図り、13年度から続いてきた繰越損失を解消
(繰越損失:ゼロ(16年度末見込み▲101億円))
【食糧管理特別会計】
ただ、ちょっと問題もあって、日医総研というのは、日本医師会の関係の研究所です。
医師会が医療費の抑制に反対(具体的には医師の所得が減るため)している以上「医療費を抑制すべきでない」というバイアスがどうしてもかかってしまうことに十分注意が必要です。
ちなみに、医師連盟のページで変だなと思うことを2つあげておきます。
「特会を含めたわが国の国家予算規模を考える時、一般会計における20兆円、特会との連結で60兆円の社会保障関係費が日本経済の身の丈を超えるものでしょうか」(北海道医師連盟)
→医師連盟は「一般会計と特別会計の予算の純額計が240兆円、そのうちわずか60兆円が社会保障関係費(ゆえにもっと増やすべき)」と言っています。
しかし、実は、240兆円のうち88兆円は借金の元利払い、19兆円は地方交付税で、国が政策に使える経費ではありません。つまり、国が政策に使える経費は差し引き133兆円です。
そのうちの60兆円(45%を占める)が社会保障関係費であり、この分野は少子高齢化で増えていくことが確実なので、その抑制(抑制といっても伸びを抑えるのがやとなのですが)はやはり避けて通れない課題なのです。
「(さまざまな歳出削減を行って)歳出を12・5兆円削減する余地があると試算。『現状の歳入規模でも69・8兆円(社会保障給付費57・3兆円+12・5兆円)までの社会保障費を賄える可能性がある』と指摘」(兵庫県医師連盟)
→「12.5兆円の歳出削減をすべて社会保障給付費に充てることが可能」と言っているのですが、年間34.4兆円もの国債を発行している以上、仮に歳出削減でお金が浮いてもまず国債の発行を減らすというのが普通の考え方ではないでしょうか。
毎年借金をたくさんしている人が、ある支出を減らしたけれど、それは借金の減額に回さず、他の支出の増加に回すべき、と言っているようなものです。
うがった見方をすれば歳出削減した分で「医者の収入を増やしてください」と言っているのと同じに見えてしまいます。
このエントリ、後で学ぶ筈が書いたままになっておりました。今回コメントを頂いて、「社会保障関係費」ってなに?「医療制度改革」ってなに?って感じで、慌てて勉強してしまいました(汗、笑)。
そうですね、医療制度改革http://health.nikkei.co.jp/isk/
にしろ、年金制度改革http://www.sia.go.jp/seido/nenkin/nenkin04.html
にしろ、国民にとっては耳の痛い話ですが、
財政が厳しい以上、仕方がないコトなのだと思います。
政府与党、財政当局が、わざと国民が嫌がることやるはずありませんから、ゆくゆくのことなのでしょう。って、素人である私は中身については分りませんので、お上を信用するしかありません(どちらかというと、わたしは権力を信用するタイプ(笑))
それゆえ、一部の官僚、族議員などの不祥事は、残念で成りません。
このブログは、政策提言とか、社会のためとか殊勝な考えはまったくなく、財政はじめ世の中の仕組みに関して、ほとんど知らない私が、世間で騒がれていることを、少しは理解したいという好奇心を満足させるためのものです。そうはいうものの、私と同じ、ど素人の方がこのブログをみて「ああ、そういうことなんだ」といって、それなりに役立ててもらえればそれはそれで嬉しいかな、と思っている次第です。
ですから、今回のようにコメント頂ける事は、ブログを充実させる上で、私の知的好奇心を刺激する上で、大いに助かります。
ということで、今後ともよろしく、ご指導くださいませ。
金額がでかすぎて、誤魔化されている感じがしますよねー